電線を売りたいんですけど、電線をどこで売るのか分からなくて。。。
電線は高く売れるんですが、売る相手を間違えると損をしてしまいます。ここで解説しますのでぜひ読んでくださいね!
電線を売ると言っても、電線は「電線の状態」で売り先が変わってきます。売る相手を間違えると損をするどころか、大損をしてしまいますので、適切な売り先に売るようにしましょう。
ここでは、次のような方には役に立つ内容だと思いますので、ぜひ読んで行ってください。
この記事を読んで欲しい人
- 電線を売ろうとしている人
- 電線をどこで売ったらいいのかわからない人
- 電線を売って少しでもお金に換金したい人
電線を売ろうとしている人は必読です。ぜひ最後までご覧ください。
電線を売る相手を間違えると大損するぞ!絶対に間違えないで!
冒頭でも言いましたが、電線は売る相手を間違えると大損してしまいます。
本当はこの価格で売れたのに、ものすごく損をした
ということが無いように、この記事では適切な売り先を解説していきたいと思います。
先ほどから「売り先」と知っていますが、電線の売り先には次の2つの業者があります。
電線の売り先
- 買取業者
- スクラップ業者
上記のどちらの業者でも電線を売ることは可能です。
どちらに持ち込んでも買取をしてくれるので、自分が損をしているという認識も無いかもしれませんね。
電線は、「電線の状態」によって上記2つの売り先が変わってきます。電線の状態を解説する前に、この2つの売り先がどのような業者なのかを簡単に説明したいと思います。
買取業者
まずは買取業者ですが、買取業者は電線だけではなく、さまざまな商品を取り扱っています。例えばブランド品や時計、貴金属などの高価な商品も取り扱いがあります。皆さんも一度は店舗を見かけたことがあるのではないでしょうか。
買取業者が買い取った商品は、主にリユースされますので、そのままの状態で再販するのが目的です。電線も買取業者で買い取ってくれますが、買取した電線はリユースされ、どこかの現場で使用されることになります。
買取業者はあくまでもリユースが目的ですので、リユースできない商品は基本的には買取してくれません。
買取業者の特徴としては、買取してくれる価格は競争ですので、同じ商品であっても買取業者によって買取価格は違ってきます。
買取業者には「得意な商品」もありますので、電線の買取が得意ではない買取業者だと、買取価格もそれほど高値ではない微妙な価格になる可能性があります。
ですので、電線をより高く買取してくれる買取業者を探す必要がありそうです。
電線の買取業者に関しては、「電線の買取業者おすすめ4選!業者選びで失敗したくないあなたへ!」の記事でおすすめの業者を紹介していますので、買取業者でお悩みでしたら参考になるかと思います。ぜひご覧ください。
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スクラップ業者
一方、スクラップ業者では、買取した商品はリユースが目的ではなく、リサイクルが目的の業者になります。ですので、基本的には「商品」というよりも「材料」として商品の買取を行います。
電線の買取もしてくれますが、電線の用途が「リサイクル」ですので、電線を電線として買い取るのではなく、リサイクルする「材料」として買取をします。電線は「銅」ですから、銅をリサイクルするために電線の買取をしてくれるということです。
買取された電線は「銅」としてリサイクルされ、違う「銅製品」として生まれ変わります。
スクラップ業者の特徴として、買取相場で買取をしてくれるという特徴があります。
例えば、現在の銅の価格が1kgあたり500円だとしたら、だいたいどこのスクラップ業者でもその価格で買ってくれます。スクラップ業者によって価格が違うということはほとんどありません。その点は安心ですよね。
銅の最新の買取相場を知るには、日経新聞や日経新聞の電子版などで確認できます。
または「世界経済のネタ帳」というサイトで銅の価格推移を見ることができます。
このように、電線を売る相手によって買取する目的が違います。買取業者はリユースで再販するために。スクラップ業者はリサイクルのための材料として買取を行います。
電線を売るとなると、上記の何かの業者に買取してもらうことになると思いますが、同じ買取業者だとしても、売る電線の状態によっては買取価格に雲泥の差が生じてしまいます。知らないと損をしてしまいます。
それでは次の章では、電線の売り先によって買取価格にどう影響するのかを解説したいと思います。
電線の状態によって売り先を振り分ける
先ほどから、「電線の状態」によって売る業者が違うと何度も言ってました。
では「電線の状態」とは何でしょうか?
電線の状態とは、
- 新品の電線
- 少しでも使用した電線
- 電線くず
電線の状態には、上記の3つがあります。
あなたが売ろうとしている電線は、上記の3つのうちのどれに当てはまるかによって、買取業者に売るのか、あるいはスクラップ業者に売るのかが変わってきます。
それでは、上記の電線の状態がどのようなものかを説明し、それぞれの電線をどの業者(買取業者またはスクラップ業者)に売れば高く買ってくれるのか。または損をしないのかを説明します。
新品の電線
新品の電線とは、電気工事で使う電線の新品の状態を言います。少しも使用していない、本当に新品の電線になります。
新品の電線を売る場合は、圧倒的に「買取業者」に売る方がお得です。
なぜなら、新品の電線は電線としてリユースできるからです。
最近では銅の価格が高騰しています。なぜ高騰しているかというと、新型コロナウイルスや環境保護の関心が高まっていること、さらにはロシアとウクライナの戦争の影響など、さまざまな要因で銅の価格は高騰しています。
銅の最新価格については「世界経済のネタ帳」というサイトで銅の価格推移を見ることができます。
上記の銅の価格推移のグラフを見ていただければ分かりますが、銅の価格は今ものすごく高値になっています。こういった状況から、新品の電線はものすごく重宝されます。新品で仕入れるよりも、買取業者から仕入れた方が安く仕入れられるので、買取業者の電線の人気は高まっています。
つまり、買取業者は、電線を新品に近い価格で販売ができるので、買取価格もそれなりの金額を出してくれます。このことから、新品の電線は買取業者に売る方がお得なのです。
弊社でも電線の買取を行っておりますので、弊社で電線の買取を行う場合の現在の買取価格は下記の通りになります。
VVFケーブル | 相場価格 |
---|---|
1,6mm 2芯 | 3,900-4,500円 |
1,6mm 3芯 | 5,600-6,500円 |
2.0mm 2芯 | 5,000-6,000円 |
2.0mm 3芯 | 7,500-11,000円 |
価格は銅の相場によって変動しますので、必ずしも下記の価格で買取してくれるわけではありませんのでご注意ください。
少しでも使用した電線
少しでも使用した電線は、当然ですが新品の電線ではありませんので、買取価格が下がってしまいます。
少しでも使用した電線は、買取業者に売るかスクラップ業者に売るかは正直微妙なところです。なぜなら買取業者によっては買取してくれない業者もあり、買取してくれたとしても価格はものすごく下げられてしまうからです。
少しでも使用した電線を高く売りたいのであれば、買取業者に問い合わせをしてみて、スクラップ業者との価格を比較してみないとわかりません。
買取業者に売るとしても、新品ではないためリユースは難しくなります。となると、買取業者に電線を依頼しても、リサイクルとして買取することになりますので、スクラップ業者との価格比較になってしまいます。
開封して使用しているとなると、その電線の信頼性が落ちてしまいます。電線は工事で使用しますので、一度使用した電線を使用するにはリスクが高すぎます。ですので、リユースできるのは新品の電線のみと考えてもいいでしょう。
もしかすると、使用済みの電線でも電線として買取してくれる買取業者もあるかもしれません。そういった買取業者を探すしかありません。
電線の買取業者に関しては、「電線の買取業者おすすめ4選!業者選びで失敗したくないあなたへ!」の記事でおすすめの業者を紹介していますので、こちらの買取業者に問い合わせしてみても良いかもしれません。
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ちなみに、弊社では使用済みの電線はリサイクル価格での買取になってしまいます。
使用済み電線を売るには、買取業者かスクラップ業者かの価格競争でしかありません。より高く買取してくれる業者を探すしかなくなってしまいます。
電線くず
電線くずに関しましては、スクラップ業者に売ることになります。
あいにく、電線くずは電線としては利用できないため、「材料」としてリサイクルされるので買取業者で売ることはできません。
ですので、買取価格については相場価格になりますので、その時点での銅の相場価格でスクラップ業者が買取してくれます。
銅の最新価格については「世界経済のネタ帳」というサイトで銅の価格推移を見ることができます。
電線として売ることはできませんが、スクラップ業者はどんな電線くずでも買取してくれますので、切れ端の電線も溜めておいて売ることが可能です。ある程度の量が必要になりますが、電気工事をしていると電線くずは常に発生しますので、それらを溜めておいてスクラップ業者に持ち込めば、その時点の銅の相場で買取してくれます。
このように、電線の状態により売る相手が異なります。電線の状態によって売り先を振り分けないと大損すると言っても過言ではないくらい、買取価格に差が出てしまうので注意が必要です。
電線を最高額で売るためにできる2つのこと
今までは、電線を売る相手にフォーカスしてきました。電線の種類によって売る相手を選んで、より高く買取してくれる相手を選びました。
ここでは、高値で電線を売るために自分自身ができることを考えていきたいと思います。
高く買取してくれる相手を選んでも、電線の見た目や状態が悪ければ高く買取してくれません。電線が汚ければ減額されてしまい、場合によっては買取さえしてくれないかもしれません。
電線を高く売るためには、基本的には下記の2つが大切です。
電線を高く売るには
- 電線の品質を上げる
- 高額で売れる期限を守ること
とりあえず、自分自身で出来ることは上記の2つになります。少しでも高く売るためにこの2点だけでも意識しておきましょう。
電線の品質を上げる
なぜ電線の品質を上げると高く買ってくれるのかを説明する前に、電線を買う立場、電線を売る立場の、両方の立場から考えてみましょう。
電線を買う立場。つまり買取業者からすると電線は商品です。商品である以上、品質の良い見栄えの良い電線を優遇するのは当然の話です。綺麗な電線は相場価格で買っても良いと思われます。
次に電線を売る立場で考えると、電線を買取業者に持ち込むにしても、宅配で送るにしても、買取してもらうための手間はどうしてもかかってしまいます。同じ手間がかかるなら1円でも高く電線を買ってもらえる方が良いに決まっています。
要は、売る電線の品質が大切だということです。電線の品質や見栄えは買取金額を左右します。
まずは電線の品質を上げることですが、品質について誤解が無いように言いますと、ここで言う「品質」とは、電線の機能としての品質を言うのではなく、電線を買取業者に売るための「商品」としての品質のことです。
さすがに、電線自体の品質はメーカーで決まってしまいますので、電線自体の品質を上げるのは無理です。ですが買取業者に売る商品としての品質を上げることなら、心掛け次第で可能です。
品質を上げるために、ご自身で出来る最低限の心掛けは下記の2つです。
電線の品質を上げるための心掛け
- 電線の見た目を綺麗にする
- 電線は売る前提で取り扱うこと
電線をピッカピカに磨く必要は無いかもしれませんが、上記のように最低限のことを心がけるだけでも、電線を売る際に減額されないと思います。
電線の見た目を綺麗にする
弊社が買取を行う際は、やはり商品の見た目も気になります。あくまでも「商品の価値」が一番大切なのですが、どこの業者でも商品の見た目をどう評価するかは査定士の判断になってしまいます。
先ほども言いましたが、何も電線をピッカピカにする必要はありません。電線を買取してもらう際には、電線の付いている汚れや埃をサッと拭き取ってあげましょう。それだけでも査定時の印象が変わります。
それが増額の要因にはなりませんが、少なくとも買取業者に悪い印象を与えることは無いでしょう。査定の額は、「売る人の印象」で変わると思います。そんなのフェアじゃないとしても、査定をする人は人間ですので、泥で汚れた電線を減額するのは当然です。
減額されないためにも電線の見た目や見栄えは綺麗にしておきましょう。
電線は売る前提で取り扱うこと
電線を汚さないように取り扱うことも大切です。
電線を現場で全て使い切るなら関係ないかもしれませんが、電線が余るかもしれないなら余る分の電線は汚さない対策はあっても良いですよね。
車両の大きさによっては、電線を特別に扱うことはできないかもしれませんが、売るかもしれない電線を、売る前提で取り扱うことは出来ると思います。
要は意識の問題ですので、「粗末に扱わない」を意識しているだけでも違うと思います。電線も商売道具ですので、粗末に扱う人はいないと思いますが、高く売るためにはもう一度意識するのも良いかもしれませんね。
高額で売れる期限を守ること
電線を高額で買取してくれる期限は2年と言われます。製造年月日から2年以内に売るのをお勧めいたします。
なぜ2年なのかというと、電線にも信頼できる期限があるからです。
2年を超えた電線の信頼度は低く、リユースする際でも製造年月日が若いものから売れていきます。2年を超えた電線に関しては、値下げして売るか、スクラップで売ってしまうかのどちらかになってしまいます。
電線は保管しておかないで、なるべく早く買取業者に売ることが鉄則です。
「電線は相場価格で売れるから今うると損だ」
みたいに思うかもしれませんが、明日の相場はある程度予測できても、電線の価格がいつ高値になって安値になるかは誰にも予測できません。今の価格で売る方が賢明だと思います。
価格が大暴落すれば損害ですが、通常の相場の変動ならば、今日売ろうが明日売ろうが、受け取る買取代金の差はたかが知れています。それならば電線を溜め込まないで、すぐに買取に出した方がストック場所もスッキリするし、価格変動を気にしてストレスがかかることもなくなるでしょう。
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今回は電線の状態によって買取してもらう相手が違うよということを解説しました。
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電線は銅という希少な金属が材料なので、とても価値のあるものです。売る相手を間違えると損をしてしまいます。この先も間違え続けると、損どころか大損してしまいます。この記事を参考にしていただき、大損しないようにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。